デザイン部の高浦です。

先日福祉住環境コーディネーターの存在を初めて知りました。
高齢者や体に障害を持つ人ができるだけ自立して生活することが出来る住環境を提案するのが
福祉住環境コーディネーターの仕事らしいです。
年に2回検定試験があるようですが、次回7月5日の試験に挑戦してみようと思ってます。

思い出すと私が通っていた(もう随分昔の話ですが)大学では、
障害者のための支援ツールを考える授業がありました。
卒業制作で車椅子をテーマに課題研究する先輩たちがいたことを思い出しました。
ハンディキャップデザインのテーマでいろいろな課題に取り組んだことが思い出されます。

去年は「暮らしに安心・安全を」をテーマにリフォームチラシを作成して近隣に配布したところ、
トイレとユニットバス内に手摺を取り付けて欲しいとの依頼がありました。

手摺やスロープの設置工事はイベント会場の設計で何度も経験していますが、
個人の顧客に対する設置工事は初めてでしたが、大変喜んでいただきました。

 

 

個人のための手摺り設置なので、実際に便座に座っていただき、ベストな手摺りの設置位置を
採寸して検討します。体重をかけても壊れないように壁の下地を探してしっかり固定します。

スロープ工事では、勾配を1/15と福祉施設の出入口の基準勾配に合わせました。
それが収まるか現地で確認しながら特注で製作しました。

これからは建築造作的な知識に加えて、医療や福祉についての知識を深めていきたいと考えてます。