こんにちは。工事部 有北です。
今日は、消火水槽のフート弁取替作業についてお話したいと思います。
フート弁とは、一般にポンプの吸い込み口先端に設置されている弁のことを指します。
逆止弁構造になっているので地下の消火水槽から汲み上げた水が、再び消火水槽に戻ることはありません。
おかげでポンプから水の吸い上げ口を常に水で満たせるので、
いざという時はスムーズに水が上階へ流していける、というわけです。
他にも、異物をろ過して配管に流れていかないようにする機能もあります。
そんな消火水槽内フート弁ですが、常に水に浸かっている状態なので
時間の経過とともにどんどん錆びていく…といった運命にあります。
錆びやゴミでフート弁が詰まり、水を吸わなくなってきたら取替が必要です!
それでは、取替作業の手順を見ていきましょう。
まず、消火水槽のマンホールを開けます。
水槽内はこんな感じ。奥に見えるのがポンプへつながる吸い込み口。
この先端にあるフート弁を取り外したいです。
作業できる状態にするため、水を抜きます。
フート弁が見えてきました。これを取り換えていきます。
取付終わりました。最後に水を入れ直して完了です!
給水後の写真を撮り忘れてました…。これだけ別作業のときのです。悪しからず…
上が今回取付けた分、下が撤去する分です。
だいぶ、錆が全体を覆ってます。
フート弁は建物全体に消火用水をいき渡させるうえで欠かせない部品ですが、
知らず知らずのうちにこんなにさび付いてしまうんですね…。
定期的な点検が非常に大切だと、再度認識させられました!